ハニカムパネルの高い耐震強度と浮力を活用し、優れた安全性を実現したインナーフロート(内部浮き屋根)です。
特長
施工が容易
工場でのプレファブ加工により、現場ではボルト締めで組み立てられます。ただし、アルミ製パネルをタンク内へ搬入するために屋根部または側板部に開口が必要です。小口径タンクへの設置も可能。(米国での実績:Φ1,524㎜~Φ42,700㎜)
高い浮力性能
インナーフロート全面が浮力を有するパネル構造の集合体であり、浮力性能に優れています。その浮力には300%の余裕があります(API基準の1.5倍の安全率を確保しています)。
高い安全性
液面接触式のためベーパースペースがなく、安全性が高い構造となっています。すべての部材はアルミニウム合金およびステンレスで作られているため腐食および製品汚染の心配もありません。
低コストで大容量
鋼製インナーフロートに比べ、低コストで設置でき、貯蔵容量を多くとることができます。
サービス内容
固定屋根式タンクの内部にフロート(浮き屋根)を設置することで、貯蔵製品の蒸発損失を抑えて製品の貯蔵効率を向上できます。当社では、ハニカム構造により高強度と高い浮力を両立した内部浮き屋根「HC インナーフロート」をご提案しています。
特徴 | 備考 | ||
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適用基準 | API650 Annex-H | ||
本体の組み立て | ボルト組み立て | 資材搬入口として屋根または側板部に0.6m×1.7mの開口が必要 | |
構造および材質 | パネルの構造 | ハチの巣状(ハニカム)の核をプレートで挟み込み周囲を連続溶接した構造です(個々のパネルが気密性を保ち、浮力を有する構造となっています)。 パネルの厚さは300%浮力となるよう設計しています。 |
パネル1枚の標準寸法1,524mm×3,048mm |
主要部材質 | アルミ合金製 | ||
シール形状 | ワイパー型 | ||
回転防止 | アンチローテーションケーブルによる | ||
静電気対策 | ルーフアースによる | ||
地震時の安全性 | タンク本体と接触しても発火することはありません。 |