石油精製プラント
遊休地を活用した
自然エネルギー導入を支援
再生可能エネルギー事業者 様
敷地内に、設備容量8.58MWの太陽光発電所を建設するプロジェクトです。タンク基礎を撤去せず太陽光を遮らないように架台を配置したことが特徴です。また、建設地に既存埋設設備が残存することが発見されたため、地中探査を行い、既設設備と杭との干渉を避けて建設を行いました。
- EPC
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課題
- 既存埋設設備の正確な位置の把握、杭との干渉チェック
- タンク基礎の高低差によって発生する影のロス削減
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提案
- 埋設物調査を実施し、杭の建て込みに影響がないところへアレイ架台基礎杭を配置するようにPLOT変更を提案しました。
- 影のロスを削減するため、隣り合う太陽光電池モジュール間で高さを揃えるように修正しました。
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成果
- 杭打ち時に計画した配置図通りに施工した結果、既存埋設設備に1度も接触することなく施工することができました。
- タンク基礎による高低差による影響を抑制することができました。また隙間なく太陽光電池モジュールを配置できたため、敷地を有効に利用できました。
課題と背景
タンク基礎部への太陽光電池モジュール配置検討
タンク基礎部に太陽光電池モジュールを配置しない場合、計画の発電量を達成できないことが判明していました。埋設物調査を実施して基礎杭の干渉エリアも増えたため、よりタンク基礎部への設置の必要性が高まりました。
計画と工事のポイント
プロット計画における埋設物調査の活用
施工予定地は探査機を使用して埋設物調査を実施しました。杭の配置計画は、杭工事の施工誤差を配慮して、余裕をもって埋設物から杭打設場所を離しました。
既存埋設設備近傍で杭工事を行う際には、事故を防ぐため直前に再度埋設探査による確認を行いました。