フランジ漏えい防止サービス

フランジ締結体の各要素(フランジ、ボルト、ガスケット)の状況を調査し、多様な角度から漏えい防止策を検討します。
併せてフランジ締結教育を充実・徹底し、作業起因の漏えいトラブルも防止します。

特長

フランジ締結体からの漏えい問題に対し多角的な対応が可能

フランジ締結体の3要素(フランジ、ボルト、ガスケット)の状況を詳細に把握、分析し、漏えい問題への解決策をご提案。技能講習などを通じて作業品質の確保にも努め、漏えいの発生を徹底的に防止します。

フランジシーリング面の補修技術

シーリング面の腐食や傷などによる不具合は、漏えいに直結します。「フランジ面歪計測」を用いてシーリング面の歪みなどを計測し、必要に応じて溶接肉盛を併用した「フランジフェーサー」による切削補修を実施することで、健全なシーリング面を確保します。

ボルト締結管理技術

フランジボルトの締結では弾性相互作用が発生するため、環状に配列されたボルトについて、目標値通りの均一な軸力で締結することは容易ではありません。当社では「超音波によるボルト軸力管理」技術を活用し、定量的な管理を実現します。また、適切なボルト軸力(目標値)の検討も可能です。

適切なガスケットのご提案

通常、ガスケットは設備オーナーの指定の品を用いますが、当社ではフランジ締結体の状況を考慮して、ガスケットメーカーとともに、より適切なガスケットや締結方法をご提案します。

フランジ締結教育

フランジ締結を行う作業者には、「JAMSECフランジ締結技能講習」にて最低限の知識・ノウハウを伝えています。棒心や監督者にはこれに加えて、さらに詳細な知識を求められる独自の「フランジ締結管理技術者教育」の受講を義務付けています。このように教育を徹底することで、作業起因の漏えいトラブルを防止しています。

フランジ漏えい防止技術の概要

プラントにつきもののフランジ締結体。漏えいトラブルが発生すれば、操業ストップなどの事態に発展することもあります。当社は長年のプラントメンテナンスのなかで、フランジの開放および復旧作業のノウハウを蓄積し、フランジ漏えいを防止するためのメソッドを構築してきました。保有する計測技術などを活かして、フランジ、ボルト、ガスケットの状態を詳細に把握し、的確な改善施策をご提案します。

フランジからの漏えい防止イメージ

よくあるご質問

フランジから漏えいが発生しています。補修は可能ですか?
状況をお伺いした上で最適なプランをご提案いたしますので、まずはお問い合わせください。

ご連絡をいただきましたら、まずは漏えいを止める手法を検討し、必要に応じて施工会社などをご紹介します。内部流体の条件にもよりますが、フランジ部を覆う工法などが考えられます。
補修はフランジ開放後に、問題箇所を特定して実施します(フランジフェーサーによるシーリング面補修、ボルト締結管理方法変更、ガスケット選定提案など)。

フランジ締結教育を受講したいです。
当社のフランジ締結教育は、対象が社員と協力会社向けです。

作業者向けには「JAMSECフランジ締結技能講習」、棒心・監督者向けには「フランジ締結管理技術者教育」を行って、フランジ締結作業に起因したトラブルの防止に努めています。
なお、作業者向けの「JAMSECフランジ締結技能講習」は当社の作業者向け教育を業界向けに進化させたものであり、他のJAMSEC認定講師会社が実施する「JAMSECフランジ締結技能講習」と同一であります。
いずれで受講しても、業界内で5年間有効の受講証とヘルメットに貼るJAMSECシールが発行されます。