既設図面がない場合や高所の寸法測定などが必要な現場では、3Dレーザースキャナーを使用し計測します。高精度な測定により正確な3Dモデルを作成、現場スケッチに関する負荷を低減でき、設備の補修・改造提案に活用します。

特長

既存設備の状況把握

既設図面がない場合でも、3Dレーザースキャナーを使用することで、正確な現状を把握できます。

高所の寸法測定精度

足場のない高所を寸法測定する際には高所作業車や足場などが必要ですが、3Dレーザースキャナーを使用することでこれらが不要となります。

計測精度の向上

コンベックスを使用した従来の計測方法では、人によって精度にブレが生じるほか、計測ミスの懸念もあります。3Dレーザースキャナーを使用することで、個人のノウハウに依存することなく、高精度の測定が実現します。

現場スケッチに関する負荷を低減

現場スケッチに代えて3Dレーザースキャナーを使用することで、計測漏れやスケッチ忘れによる確認の手間が減少し、顧客の仕様変更にも対応しやすくなります。また、スケッチのノウハウがなくとも容易に使用できるため、現場の負荷が低減します。

3Dスキャニングの概要

デジカメ同様に使用できる3Dレーザースキャナーを用いてプラントを撮影し、3Dモデルを作成します。これを用いて現場の状況を確認するほか、補修時の工法の検討、既設設備(タンク等)改造工事での設計検討などにも活用しています。3Dスキャニングを活用することで、図面がない既設設備についても、問題なく設計・施工を行うことができます

2014年の技術導入以降、大小120件を超える撮影実績がありますので、お気軽にご相談ください。

※ 込み入った構造や陰になった部分、鏡面仕上げの素材などは撮影が困難です。また、蒸気噴出の状況、天候などの影響で計測できない場合もあります。

実績

  • 石油会社 屋外パイプラック
    点群撮影ショット数:119ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ代用/2Ⅾ設計
  • 化学会社 既設3階建てストラクチャー
    点群撮影ショット数:233ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ/3D設計との融合で使用
  • 化学会社 屋外設備
    点群撮影ショット数:132ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ/3D設計との融合で使用
  • 石油会社 既設3階建てストラクチャー
    点群撮影ショット数:234ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ代用/2Ⅾ設計
  • 石油会社 屋外パイプラック
    点群撮影ショット数:101ショット 使用用途:現状確認/断面図作成
  • 化学会社 既設装置廻り
    点群撮影ショット数:258ショット 使用用途:プラント増設工事計画
  • 化学会社 既設装置廻り
    点群撮影ショット数:628ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ/3D設計との融合で使用
  • 化学会社 既設3階建てストラクチャー
    点群撮影ショット数:102ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ代用/2Ⅾ設計
  • 化学会社 既設ストラクチャー+タンク廻り
    点群撮影ショット数:135ショット 使用用途:現状確認/耐震計算用現場スケッチ代用/2Ⅾ設計
  • 化学会社 既設屋内工場棟
    点群撮影ショット数:112ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ/3D設計との融合で使用
  • 化学会社 既設屋内工場棟
    点群撮影ショット数:296ショット 使用用途:現状確認/他業種設備との空間調整用
  • 石油会社 屋外タンクヤード
    点群撮影ショット数:209ショット 使用用途:タンク改造工事のための現状確認/タンク設計で使用
  • 化学会社 既設3階建てストラクチャー
    点群撮影ショット数:165ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ/3D設計との融合で使用
  • 化学会社 既設工場棟内
    点群撮影ショット数:159ショット 使用用途:現状確認/配管計画用現場スケッチ/3D設計との融合で使用

よくあるご質問

3Dスキャンを活用した設計のみを依頼することは可能でしょうか。
大変申し訳ありませんが、工事を伴わない設計のみの対応はしておりませんので、3Dスキャン業務のみのご提供もお断りしています。