タンク側板水平継手におけるCO2溶接自動化工法

タンク側板の水平継手について、各種装置による自動施工を実現。溶接士不足への対応、作業品質の向上に貢献しています。

特長

効率化と品質向上を実現

溶接工程の自動化により現場の人材不足に対応するほか、品質・作業効率が向上。工期短縮にもつながります。

サービス内容

タンク工事に欠かせない溶接工程は、高い精度を要求されることはもちろん、溶けた部分を後から削るなどの後工程も必要となり、現場の負荷が大きい作業です。近年では必要な技術を有する人材の不足も課題となっています。

当社では、簡易自動台車と半自動溶接機、あるいはプラズマガウジング機を組み合わせ、タンク側板の水平継手溶接を自動化しています。これにより人材不足に対応するとともに、作業品質を向上。後処理を自動化することで工期短縮にもつなげています。本技術はタンクの新設はもちろん、改修工事にも適用可能です。

事例

石油・石油化学プラント

CO2溶接による現場溶接施工方法

CO2溶接は、溶接部を外気と遮断するため、シールドガスにCO2ガスを使用する溶接方法を採用。トーチ部などに専用の部品を取り付けることで風速5m/secまでの環境下で溶接が可能です。
プラズマガウジング機をトーチ部などに設置し、裏ハツリについても自動でハツリ後形状を均一化することで、省力化と作業環境の向上を実現しました。

裏ハツリ
機材の設置イメージ
作業後の外観
溶接外観(上)、裏ハツリ外観(下)

実績

  • 石油タンク 10,000KL
    既設タンクの側板上段部(3段分)の取替

資料ダウンロード

タンク側板水平継手におけるCO2溶接自動化工法を紹介する資料をPDFでご覧いただけます。