技術開発

自分たちのアイデアで
現場の生産性向上を

清水 貴博
生産技術部
技術開発グループマネージャー/2007年入社
応用化学科 卒業

PROFILE

高校時代の恩師の影響で化学に興味をもち、大学では応用化学科で流体力学などを学んだ。外に出て体を動かす仕事がしたいと考え、現場に行けるレイズネクスト(旧・新興プランテック)に入社。当時の面接での印象は、役員や部長クラスも話しやすい人ばかりで「居心地が良さそう」。その雰囲気は今も変わらないという。

現在の仕事

新たなツールを開発・提案し、現場への試験導入や適用を担う

現場の省力化や効率化に向けて、新しい工具や機器、ITツールなどを現場に提案・適用するのが、私たち技術開発グループの仕事です。主に定期修理(定修)工事の現場に提案することが多いのですが、どの工事が適しているかといった検討や現場との調整、プラントオーナー(お客様)への説明も私たちの役割。ときには現場での施工を担うこともあります。たとえば、以前に提案したのはスケジュールソフトです。手書きだった工程管理の負荷を軽減するとともに、お客様と当社、協力会社で共有できるよう新たに開発しました。パソコン操作に不慣れな方もいますので、Excelのような画面で簡単に入力できるよう工夫し、今では当社の多くの現場で活用されています。これまで使っていたものとは違う、あるいは存在しなかったものをイチから開発・提案し、受け入れてもらえたときの達成感は、設計や施工管理とはまた違う技術開発ならではの喜びだと思います。

FOR THE NEXT

さらなる機械化・IT化で安全性向上や労働力不足にも貢献したい

あらゆる産業がそうであるように、プラントメンテナンスの世界も機械化、IT化が進んでいます。私が個人的に取り組みたいのはロボット化ですね。たとえば、危険な薬液を扱う作業をロボットに任せることができれば、安全性も向上します。また、今後さらに深刻化していく労働力不足、とりわけ優れた技能をもつ熟練工不足への対策として、高度なノウハウやコツを「見える化」し、誰もが同じレベルの作業ができるような技術も導入していければと考えています。そして、6名の部下をたばねる管理職の立場としては、メンバーの育成・サポートはもちろん、ビジネス・経営視点の知識やスキルを身につけていきたいです。

CAREER STEP

時期 所属 仕事内容
2007年2月 (新興総合サービス所属)
新興プランテック
技術開発部 技術開発グループ
試験研究案件の現場適用がメイン業務。初めてのプラント現場、海外企業とのやりとりに苦労しました。
2008年2月 工務本部技術開発部
技術開発グループ
現場適用時は自分で施工することも。現場業務が多かったと記憶しています。
2012年3月 工務本部技術開発部
技術開発グループ 主務
主務(上位主担当者)に昇格。
2017年9月 メンテナンス技術本部
メンテナンス技術部
技術開発グループ 主務
全社的に監督者不足だったため、技術開発のかたわら各現場の応援監督業務を担いました。
2018年3月 メンテナンス技術本部
メンテナンス技術部
技術開発グループ 主任
主任となり、管理者側の立場として業務を担うことが少しずつ増えました。
2019年7月 (レイズネクスト)
メンテナンス技術本部
メンテナンス技術部
技術開発グループマネージャー
統合とともにマネージャーを拝命。6名の部員とともに、試験研究開発(機械化・IT化)をメインとした業務調整を行っています。

今の職場と仲間

部内会議中の一枚。必ず誰かしら出張に出ていることが多い部署で、なかなか全員が揃うことはありませんが、比較的若い部員が多く、和気あいあいとした雰囲気です。業務の進捗を確認するミーティングを定期的に開催していますが、個人の考え方や想いなどをぶつけたり確認する重要な場の一つとなっています。

休日の過ごし方

子どもの頃から乗り物が好きで、大人になってからそのまま趣味になっています。学生時代は自動車、就職してからはバイクにはまり、入社してすぐに買ったバイクで日本全国ほとんど回ったと思います。最近はなかなか乗る時間がとれませんが、5歳の息子を後ろに乗せて近所をドライブしたり、海に行ったりするのが密かな楽しみです。

MESSAGE

昔からバイクが好きで趣味も“メカいじり”。現場で初めて400トンのクレーンを見たときの興奮は今も忘れられません!巨大な重機やプラントの複雑な形状が好きな人は、ワクワクできることうけあいです。また、レイズネクストになって事業の幅が広がったので、いろいろな業務に携われることのも魅力のひとつだと思います。

※組織・所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。